こんにちは、殿内(@tonoccho)です
最近bullet-journalにはまっています。モレスキンなどの高級なノートに自分好みのフォーマットで手帳を作る、というのは昔からやろうとしては挫折していたのですが、今回は割と続いています。
というのも、手書きをすることの別の効能があることに気がついたからです。今回はその話です。
今時手書きで文書を作るとかありえません。ワープロを使えば綺麗な文字、整った体裁、修正も簡単、コピーも簡単といいことづくめです。
実際このエントリーもスマホで書いています。
自分の職業もプログラマなので基本手書きはしませんが、それによって見えにくくなるものがあります。
それはあなたの心です(ドヤァ)
bullet-journalでページを作ることをセットアップといいます。フリクションペンで簡単に消せはするものの、消してしまうと紙がヨレヨレになるので、出来るだけ丁寧に書くことを心がけていますが、いくつか気づいたことがあります。
などなど
そこで、あえて字をゆっくり丁寧にかいてみたときに、なんとなくその時の心理状態が文字に出ることに気づきました。
では先に書いた奴と心理状態がどう対応しているか、を書いてみます。これは自分のケースなので、ご自身がどうかは確認してみると良いでしょう。
これはなんか走り書きになるということです初めからそうかけばよかったですね。こうなるときは
でした。要は早く終わらせて次に備えようとしているってことですね。集中力が乱れてるというと簡単ですね。
書いてるときに「あーもーやってられるか!」という気持ちになるときですね。このときは
というときですね。
普段に比べてペンが紙をこする音がでかいとかそういうときです。
上か下に極端にふれてるときでしょうね
これは、例えばモレスキンのドットは5ミリ間隔なので、3ミリくらいの文字を書きたいのになんだか間隔一杯になったりはみ出したりするときですね
この場合は一休みしたほうがいいので、この後の内容でどうにかしようとしないほうが良いでしょう。
さて、そんなわけで文字を丁寧にゆっくりと狙ったサイズでかけてるうちは別にいいんですが、そうでなくなったとき、今の自分の心理状態に気づけやすくなります。
今日はイライラしているな、とか、疲れてるな、とか、なんだか焦ってるな、とか、かなり文字に心理状態が出ます。
さて、心理状態がわかったからなんなのさ、という点ですが、それをわかった上で「敢えてゆっくり丁寧に書く」ということをします。
上手に書く必要はなく、一画ずつゆっくりと噛みしめるように丁寧に書きます。すると、気持ちが落ち着いてきます。マインドフルネスでやってることとおそらく同じです。
大体5〜10分くらいで良いと思います。文字はあまり複雑なものではなく、シンプルなもの、自分はページに時間や日付を書いたりしますし、難しい文字を使わないようにだけ気をつけています。
この時間の根拠は、大体2〜3分で集中した状態になり、その後数分で心が落ち着くからです。
自分は出社してからまずやります。
特にIT系の人は手で文字を書く機会なんてなかなかないし、ましてやゆっくり丁寧にやるなんてほとんどないんじゃないでしょうか?
出社してパソコン立ち上げてそのままカタカタカタとコーディング、というのは効率的かもしれませんが、長い目で見ると非効率だと思います。
なので、朝の10分間だけでもやってみると良いと思います。
ところでゆっくりってどのくらいのペースなんでしょうか?自分は以下のような感じです。測るわけではなく、感覚的にこうだという話です。
試しにこのペースで1〜10まで書いてみるとわかると思いますが、かなりゆっくりです。パソコンなら2秒で終わることを20秒以上書けるわけですからね。
そんなわけで、文字を手書きすると今の心理状態を把握することができる、把握した上で敢えて文字をゆっくり丁寧に書くことで心を落ち着けることができる、という話でした。
コツとしては
です。
そういえば昔写経をやった時も、一文字ずつゆっくり丁寧に書きましょう、という説明がありました。
文字も難しいし時間もかかる、普段使わない毛筆を使うなどで結構疲れてしまうので、ひとまず10分くらいで終わることをやるのが良いと思います。